タイ式マッサージ

タイ式マッサージの関節技!?

タイ式マッサージのストレッチは関節技?

タイ式マッサージといえば、イメージの強いのがストレッチです。
自分一人では出来ないようなストレッチもあり、なぜかそれを「関節技」と表現する方もいらっしゃるくらいです(笑)

決してプロレス技のようなダメージを与える技ではないのですが、実はタイ式マッサージを習う時には、ストレッチ技がどのような論理でどこにどう効くのか、といった説明はありません。
単純に、指圧で筋肉を緩めた後に関節を動かして身体を伸ばす=柔軟性を高める といった説明くらいでしょうか。

施術する側も受ける側もあまり深く追求せずとも、まぁ、仕上げに伸ばされたら気持ち良いからいいや、といった感じですね。
リラクゼーションであれば、それでも充分でしょう。

しかし、お客様にとってはリラクゼーション系と治療系の違いは分かりません。
結局、どんな症状でも身体が楽になりたくていらっしゃるので、「ウチでは管轄外です」というわけにはいかず、ある程度治療系に近いことを常に学びつつ、施術に取り入れています。

関節技の意味を知る

経絡指圧を習った時には「運動法」という名の、タイ式マッサージでいうストレッチの位置づけと同じやり方があり、結構タイ式のストレッチと似通ったものが多くで驚いたのですが、こちらはこの角度で伸ばすことでどの経絡に働きかけるか、またはこう関節を動かすことによって柔軟性を高めたり細かいズレが治る、といった説明をされました。

タイ式マッサージはよく考えられているのですが、いかんせんアバウトなタイ人が継承していく中で(治療系のスクールであればちゃんと教えている所もあるのかもしれませんが)細かい説明や理論が抜け落ちているので、改めてタイ式の偉大さとアバウトさを認識しました(^^;)

そして最近、「靭帯療法」という本を読んだのですが、関節を支えているたくさんの靭帯に着目して関節のズレなどをなおしていくとのこと…。
読み進めていくと、結局実技の段階では、タイ式で習ったものが半分くらいありました。
ただ、技に関する説明がされていることと、細かい動かし方(角度など)などがあり、なるほど!という感じでした。

私自身はあまり使ってはいないのですが、タイ式マッサージの最初に「膝のお皿を回す」というやり方があって、その意味がよく分からなかったのですが、それもちゃんと説明されていました。
ひざの柔軟性に問題がある人と出会ったら、今度は意識的に使ってみようと思います。

タイ式マッサージの奥深さ

私の場合、そうやっていろいろと学んだことをタイ式マッサージの中に組み入れて使っているのですが、タイ式マッサージの懐の深さを感じ続けています。

結局、あれこれ学んだ手技が同じだったり似ていたりするので、違和感なく組み込めるのです。
お客様は気づかず「タイ式ってすごいですね」と感心される方もいらっしゃるくらいです。

昔、一番最初にタイ式を教えてくれた先生が、よく「タイ式は奥が深い」と仰ってましたが、こうやって追求すればするほどに奥があることを知る、ということかもしれません。
整体から入ってタイ式を知り、タイ式の素晴らしさに感動した、という今やタイ式の先生などもやっているセラピストさんもいます。

また、私の場合は施術全体の流れとしてはずっと変わらずタイ式マッサージの流れをベースにしていますが、それはやっぱり、タイ式(ワットポースタイル)の全体の組み立て方が、よく出来ていると思うからです。

全身をくまなく緩め、最後に深くリラックスすることで自然治癒力が上がってくる、という感じです。
リラックス=副交感神経優位になるのと良質の睡眠というのが一番、身体の回復には大切です。
受けたあとの睡眠も深くなるので、次の日はさらにスッキリ元気になっている、ということも多いのです。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP