タイ式マッサージ

タイ式マッサージの原点に戻る

先日、久しぶりにタイ式マニアという感じのお客様がいらっしゃいました。
もう10年近く錦糸町のお店に通っているのだとか。

錦糸町はカオスな街、夜の街で働く外国人が多く
20年ほど前に日本にタイ式マッサージが入ってきた頃
すでに2~30軒のタイ式のお店がひしめき合う激戦区でした。
もちろんタイ人のやっているお店がほとんどでした。

私はその頃、サロン併設のスクールに通い、日本人講師からタイ式を学びました。
その後、お店に出ましたが、癖のあるお客様が多く、その中にタイ式マニア的な感じのお客様もいて、こちらがまだ新米なのを見て取り、
手技を評価したりアドバイス?をくれたりしたものでした。

私の勤めていたお店は日本人スタッフが多く、スクールで顔なじみだったりもして
空き時間には互いに手技の練習をしたりもしました。

客層も飲み屋街が近かったため、癖のある方が多かったですが(反社のひともいました;)
多種多様な方々を施術するという経験が私を逞しくしてくれました。
(それまで驚くほど人見知りの引っ込み思案だったんですよ~)

私のタイ式の基盤は、その錦糸町のお店にあるので、錦糸町のことを思い出すことは、なにか原点に戻るような気がしました。

タイ式マッサージはとても良い、面白いマッサージだと思うのですが
残念ながら、日本人に多い肩こり等上半身の凝りに対する手技が極端に少ないのです。
なので私はそれを補うために(それだけでもありませんが)経絡指圧や筋膜リリースなど毛色の違う手技を取り入れています。
先月いらしたそのお客様も、上半身が特につらい、とのことでしたので、念入りに施術しました。

普段、日本人の凝りや身体に合った施術を目指して施術しているため
今では正直、生粋のタイ式ではありませんが、
たまにこうやって初心に帰ることも大切だなと思います。
こういう出会いがあることに、感謝です。

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