筋膜リリース

あなたのスイッチはどこ?

S字カーブの崩れについて、いくつか追加を書こうと思ったのですが
その前に、「緩むスイッチ」のお話を。

セラピストはきっと誰しも、「硬さが取れないなぁ、どこかに押すと緩むスイッチとかあるといいのに…」と施術中ひそかに考えたことがあると思います。
私の最初のタイ式の先生も、そんなことを言っておられました。

時々、「おや、ここを先に緩めると背中がほぐれやすくなるなぁ」とか「腰が動きやすくなるなぁ」という事があっても
なかなかそれは次の人に使えなかったり、法則がよく分からないことがあったのですが、筋膜リリースの勉強をすると、結構たくさんの謎が解けました。

「スイッチ」というほど一つのツボを押せば魔法のように全てが緩む、なんてことはないのですが、全く違う部位を緩めることで、あら不思議、難攻不落だった硬さが取れてくるのです。

よく、コリや張りが強すぎて感覚が鈍くなっている場合は
「もっと強くゴリゴリやって!」と思いがちですが
ゴリゴリやりすぎると筋肉を傷めてしまったり、逆に緊張が強くなってさらに硬くなったりもします。
そして、その硬さがその場所ではない別の部位の硬さからきている場合は、
いくらほぐしたとしても、また硬くなってしまいます。
急がば回れ…的な場合もあるのです。

「そんなとこはいいから痛いところをグイグイやってよ!」
「はいはい、ちょっと待ってね」
ってな具合で、スイッチを押してから、ここぞとばかりにグイグイやったりもします。

ただし、その緩むスイッチは人によって違います。
どこにスイッチがあるか、見つけ出していかなくてはなりませんが、最近思うのは
大まかにいうと、硬さが足からくるタイプと頭からくるタイプがありまして
もちろん筋膜つながりで足と頭も引っ張り合いをするので最終的には両方やらねばならないのですが
どちらかを先にした方が効率よくほぐれる、という感じです。
(その他のスイッチとしてお腹というのもありますが、それはまた別の機会に)

タイ式マッサージはよく足を念入りにマッサージするのですが
それはタイがもともと農業国で、足腰の疲労をとるために多く足の施術を行う、という説があります。
つまり、足をほぐすことで腰が楽になる、という話です。

しかし残念ながら、タイ人はあまり肩こり等上半身のつらさが感じる人が少ないのか、肩首頭の施術はさらっと行う程度です。
なので、日本人に重要な上半身のコリに対するアプローチは違うテクニックを学んで入れ込んだりしていますが
タイ式マッサージの懐の深さ、どんな手技を組み合わせても違和感なく馴染んでしまいます。

話が少しズレましたが、タイ式では重要視されていない頭にもスイッチがあって
頭を緩めても、足と同様に肩首・背中など上半身の他の部位がほぐれやすくなります。

特にデスクワークやPC・スマホを多く見る方、ちょっとした頭皮・頭部への刺激(髪を結ぶ・編む、眼鏡をかけるなど)で頭痛になる方などは
頭を緩めることで頭痛はもちろん目の疲れ・首や肩の痛みまで楽になる可能性が高いです。

タイ式・経絡整体シャインでは、タイ式マッサージがベースですので通常、
足から施術を行う事が多いですが、
頭にスイッチがあると判明した場合は頭から行う時もあります。
また、追加オプションで首から上を念入りに行うことも出来ますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね。

◇通常ボディメニュー
70分 ¥5700
100分 ¥8000
130分 ¥10000
◎オプション
首&ヘッドマッサージ 10分 ¥1000

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